変化の時代を生き抜くヒントを探るインタビュー企画「明日へつなぐ」。
この記事では、多様な生き方をする個人にスポットライトを当てて、生きる知恵や、人生哲学に迫ります。
具体的な体験談を通して、前向きに一歩を踏み出し、明日へつなぐヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。

しんやさん

東京在住・23歳
WEBエンジニア&レンスペ運営
心に残る1冊 『人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方』
WEBエンジニアとして会社勤めしながら、レンタルスペース運営などの副業も手掛けるしんやさんにインタビューしました。
稼げる仕事 = WEBエンジニア

WEBエンジニアになった理由は?
正直、一番の理由は「稼げる仕事だから」です(笑)
大学は文系で、法律や経済を学んでいました。
授業料はほぼ免除でしたが、仕送りはゼロ。
一人暮らしの生活費は、全て自分でやりくりしていたので、お金に真剣に向き合う日々を送っていました。

新型コロナウイルスの影響で、大学3年生からはオンライン授業になるなど、環境が大きく変化しました。
「終身雇用の崩壊」「賃金が上がらない」などのネガティブなニュースに触れることも多く、「個人で稼げるようにならないと、本当にやばい」と、強い危機感を抱くようになりました。
稼げる方法を模索するなかで、最初に挑戦したのが自宅でできる動画編集の仕事。
ある程度の収入を得ることができましたが、参入障壁が低いこともあり、単価が上がりづらい業種だと感じました。
単価を上げて稼ぐためには、もっと需要がある業種で、希少性のあるスキルを磨くことが必要だと考えるようになりました。

そんなある日、WEBエンジニアは実務経験3年以上で、月80万円稼げることを知ります。
「この仕事なら、稼げる」と確信し、独学で勉強しながら就職活動に励みました。

どんな働き方をしていますか?
新卒で入社した会社では、会計システムの開発などに携わりました。
その後、WEBエンジニアとしてスキルアップするために、1年で転職。
現在の会社では、個々の企業に合わせたシステム開発や運用などに携わっています。
正社員として勤務していますが、リモートワークがメインなので、場所や時間にとらわれず、柔軟に働けています。
僕にとっては、とても働きやすい環境です。

この仕事に就いた理由は、「稼げそう」という不純な動機がきっかけでした。
しかし、実際に仕事に携わってみると、クライアントのニーズに合わせたシステムを作り、安定して使ってもらえるように丁寧に検証するという業務に、大きなやりがいを感じています。
稼働ゼロで、利益を生み出す
副業を始めた理由は?
副業ではウェブ制作代行や、レンタルスペース運営などをしています。
本業と関係ないレンタルスペース運営を始めた理由は、「稼働ゼロで、利益を生み出す」仕組みを、作りたかったからです。
WEBエンジニアは、仕組み化したり自分でプロダクトを開発しない限り、労働集約型のビジネス。
どうしても、自分の使える時間には限りがあります。

一方、レンタルスペース運営は、仕組みさえ整えれば、自分は働かなくても利益を生み出すことができます。
設備を整えることで、お客さまに喜んでもらい、利益を生み出すことができる部屋に生まれ変わる。
そんなところにも、面白さを感じています。

今後は、不動産経営にも挑戦したいです。
そのために本を読んだり、不動産オーナーに話を聞いたりして、勉強しています。
今年中には、宅地建物取引士の資格も取る予定です。
異業種に参入するリスクについて

若くて独身なので、リスク取り放題だと思っています(笑)
しかも、本業の会社員で安定した収入があるので、異業種の副業にも安心してチャレンジできています。
最悪失敗しても、WEBエンジニアのスキルがあれば、立て直しできるのではないでしょうか。
有効な時間の使い方
副業・勉強を続けるコツは?
根性です(笑)
あとは、1日24時間しかないので、目標に関係ないことはやめました。
例えば、「テレビ」「飲酒」「料理」などです。
これらをやめたことで出来た時間を、仕事や読書などに使っています。

去年9月のレンタルスペース開業時には、睡眠時間を削って働いていました。
大学時代から起業を考えていたので、1日10時間以上働くのは当たり前という覚悟はあったのですが、やっぱり寝ないとしんどいですね(笑)
繁忙期でも、睡眠時間は確保できるようにしたいです。
僕は朝の方が集中しやすいタイプなので、ふだんは早寝早起きを心がけています。
8時間半眠れると、日中のパフォーマンスが上がるので、21時に寝て5時半に起きることが多いですね。
夢より方針

将来の夢は?
実は、「夢」という言葉には、正直あまりピンときません。
なぜなら、「夢」が叶えば幸福や成功、叶わなければ不幸や失敗というニュアンスが、含まれている気がするからです。
夢よりも、「方針・目標」という言葉のほうが、共感できます。
年間100冊以上の本を読んだことで、人生の方針が見えてきました。
それは、「愛を人生の中心に据えて、お金にまつわる5つの力、幸福の3つの資本などを生涯にわたってバランスよく積み上げていく」ことです。



資本主義社会において、お金の知識をつけて金融資産を増やすことは、生活水準が上がることになります。
しかし、幸福に生きるためには、お金だけあってもダメで、自分の健康や経験値を高める「人的資本」、良い人間関係などの「社会資本」も必須だと学びました。
以前は、将来への漠然とした不安があり、目隠しして生きているような日々でした。
しかし今は、少子高齢化の未来を予測したうえで、人生の方針という軸ができたので、不安はありません。
たとえ道半ばで終わっても、この方針で生きている過程そのものに満足なので、僕の人生は幸福だと感じています。
小さな成功体験を積み重ねる

行動力をつける方法は?
小さな成功体験を積み重ねるしかないと思っています。
僕も、携帯電話を大手キャリアから格安SIMに変更したことがきっかけで、色んなことに挑戦できるようになっていきました。
ひとつの小さな成功で自信が生まれて、主体的に行動できるようになっていくのだと思います。
大きな目標を掲げることも勿論大切ですが、まずは小さな目標で成功体験を増やしていく方法がおすすめです。

今は、転職・副業・投資などの環境も良く、インターネットを通じて情報という武器も手に入れることができます。
だから僕たちの世代は、行動しなければジリ貧になる一方、主体的に行動すれば大きなメリットがある環境とも言えます。
だったら、学んで行動するしかないですよね。
人生の責任をとる
座右の銘は?
「自分の人生の責任をとれるのは、自分だけ」でしょうか。
自分で選択したと納得できていれば、結果がどうであれ強く生きられると思うんです。
主体的に行動すれば、「これは、俺が始めた物語なんだ!」という覚悟で、自然と努力もできるようになります。
自分の人生は、常に自分で決定して責任をとることを、大切にしています。

2024年3月3日 取材:桜ちはる
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